『7人の魔法使いと妖精の話』はこれで終わります
だけど、みなさんにお詫びがあります
本当はこの話は
『8人の魔法使いと妖精の話』
なのです
8人目の魔法使いさんはお客様には『見えない魔法使いさん』なのです
たまに見えるけど、普段は見えない魔法使いさんなのです
彼女(僕の知ってる見えない魔法使いさんは女性です。男性の場合もあります)は普段は物陰に隠れています
お客様がお芝居を観ている時、その魔法使いさんは舞台の裏に潜んでいたり、上に潜んでいたりします
この見えない魔法使いさんはどうして見えない魔法使いさんというのかというと
何をしているのかお客様にはまったく分らないからなのです
この魔法使いさんの魔法は他の魔法使いさんとはまったく違います
見えない魔法使いさんの魔法は
舞台に何も起きない事(トラブル)
あるべきものをあるべきままにする事
だから誰にもわかりません
もし見えない魔法使いさんがお客様に見えたら、それはお芝居という魔法が何かのトラブルで止まってしまった時なのです
たとえば僕達はアンケートというものをお客様に書いてもらいます
アンケートにはたくさんの感想が書かれます
お芝居の事を書いてくれるかた
衣裳や照明、音響、また受付の対応など
舞台美術の事などを書いてくれる方もいます
でも僕が今まで読んだアンケートには舞台監督がよかったというのは見た事がありません
演劇関係者からすればあたりまえやんと思うかもしれません
でも舞台上で起こる魔法はすべて見えない魔法使いさん(舞台監督)が関わっています
見えない魔法使いさんは黙って静かにこっそり舞台の隅や上や下で誰にも気付かれない魔法をかけ続けます
役者は一生懸命お芝居をします
すべての魔法使いさんも一生懸命魔法をかけます
見えない魔法使いさんも一生懸命魔法をかけます
役者は舞台の上では誰でも主役になれます
だからたまには魔法使いさんが主役の話もいいんではないかと思うのです
たまには見えない魔法使いさんを紹介したくもなるんです
最終日『Soul mate』の公演が終わった時、僕はお客様に混じって拍手をしていました
たくさんの魔法使いさんに、『いい魔法をありがとう』って・・・
終わり
道場虫サタケ
posted by お笑いサタケ道場 at 19:47|
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